【次世代エコカー】日本も電気自動車(EV)に注力
エコカー
トヨタ、ホンダは燃料電池車(FCV)を発売します!!
日本で遅れていたEVへの取組が本格化しそうです!!
今の自動車は、ガソリン(またはディーゼル)をエンジンで燃焼させて走行します。
次世代エコカーとしてEVとFCVが注目されています。
EVは、Electric Vehicleの略でバッテリー(電池)と電動モーターで走る電気自動車です。
日本でも、日産「リーフ」や三菱「i-MiEV」など早くからEVに取り組んできました!!
FCVは、Fuel Cell Vehicleの略で水素ガスから発電(水素が空気の酸素と反応して発電するので燃料電池と呼ばれる)して電動モーターで走る燃料電池車です。
EVもFCVも走行時にCO2(二酸化炭素)、CO(一酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)、SOx(いおう酸化物)などの大気汚染物質の原因となる有害物質を排出しないクリーンな自動車です。
日本では、トヨタの燃料電池車「MIRAI」とホンダの燃料電池車「クラリティFUEL CELL」が発売され注目が集まっています。
FCVが注目されている日本メーカーもEVの製造・販売が本格化します。
EVとFCVを比べると以下が上げられます。
- 充電時間は、EVで約30分、FCVはガソリン給油に同じ3分ぐらい
- 走行距離は、EVで長くて約300km、FCVは約700km
- 価格は、FCVよりEVが安価(EVでも走行距離が長いと高くなる)
- 給油(水素)・給電施設建設費は、EVが安い
充電時間と走行距離から、日本ではFCVが普及すると見られていました。
ここに来て日本メーカーもEVに注目あるいはEV生産を始めるのは、以下の理由があります。
- 電池の性能が上がり1回の充電で400km走行が見えてきた
- カリフォルニア排ガスZEV(Zero Emission Vehicle)規制で自動車販売に規制
- 給電施設建設が容易
カリフォルニアZEV規制では、これまで対象になっていたハイブリッド(HV)車が対象外(PHVは対象)になり自動車販売を続けるには、テスラ社などからZEVクレジットの購入が必要になりました。
水素給油施設が全米に設立されるには、時間がかかる(日本も同じ事情)ためEVの製造・販売しかなくなってきた事情があります。
日本メーカーのEVやその動向を紹介します。
日産は、販売価格272万円(から)で航続距離最大280kmのリーフを販売しています。
次期モデルは、自動運転技術を導入する計画です。
三菱自動車は、販売価格227万円(から)で走行距離120km〜172kmのi-MiEVを販売しています。
今後軽自動車やSUVでもEVをハユ倍する予定とのことです。
トヨタは、2017年2月にスムーズな加速が特長のプリウスPHVを発売します。
家庭用コンセントから充電でき、電力で60km走行できます。
60kmを超えても、ハイブリッドで走行できる安心感があります。
量産車では世界初のソーラールーフ(太陽光発電装置)を搭載して、バッテリーに充電できます。
ホンダは、日立製作所の自動車部品子会社「日立オートモティブシステムズ」と提携(合弁会社設立)してEVモーターの量産化を行うと発表しています。
発売時期は未定ですが、日本、米国、中国で量産するとのことです。
マツダは、2019年をメドに小型車「デミオ」級のEVを発売すると発表しました。
2021年以降にトヨタと協業しPHVも発売する計画とのことです。
スバルは、2018年にPHVを2021年にスバルらしいEVを発売する計画とのことです。
HVは提携するトヨタから技術供与を受けて開発するがEVは独自開発の予定とのことです。
エコカー
給油と走行距離に優れた燃料電池車(FCV)が期待されていました!!
バッテリの大容量化とZEV規制で量産化の早いEVが先に来そうです!!