【保険料】参考純率の引き下げで保険料が安く
保険料
損害保険料率算出機構は参考純率を平均8%引き下げ!!
これにより2018年から保険料がさがる見通しです!!
損害保険料率算出機構は損害保険会社が出資する法人で、保険会社から事故データを集めて自動車(型式)や運転者の年齢・範囲などのリスクを分析し参考純率を保険会社に提供しています。
参考純率は、自動車1台あたりの保険料支払いと保険料が平均すると等しくなるようにする指標です。
損害保険会社は、参考純率をもとに人件費や事業費を加味して保険料を決めます(参考純率は条件が同じなら各社共通ですが、保険料は各社で違いが出ます)。
損害保険料率算出機構は、自動車保険について以下の改訂を発表しました。
今回の改訂により、2018年から自動車保険料が変わる(さがる)見通しです。
- 1台あたりの保険金支払いの減少により参考純率を平均8.0%引き下げ
- 運転者の範囲(限定なし・家族・本人配偶者に限定)から家族に限定を廃止
- 新規契約のノンフリート等級から年齢条件区分の廃止
- 自動ブレーキ車の保険料を9%引き下げ
自動車保険料を決める参考純率が8%引き下げられますが、保険会社は自動車保険事業費を加味するので、実際の保険料は最大で5%程度引き下げになります。
自家用乗用車の場合、平均の保険料は年額約7万5千円です。
今回の改訂により、数千円の引き下げになると予想されます。
自動車損害賠償責任(自賠責)保険も2017年4月から平均6.9%引き下げになっています。
2018年には、保険料がさらに安くなります。
また、新規契約(ノンフリート6等級)年齢条件区分(現行は、全年齢補償、21歳以上補償、26歳以上補償の3区分)がなくなるので全年齢補償が安くなり、26歳以上補償が多少の値上がりになります。
自動ブレーキなどを搭載した先進安全自動車(ASV)について、自家用乗用車と軽自動車ともに9%下がる見通しです。
自動ブレーキは、衝突の危険を搭載するカメラやレーダーで察知し、自動でブレーキをかけるシステムです。
欧州車を中心に搭載が進んでいて、日本で富士重工業(SUBARU)の運転支援システム「アイサイト」などがあります。
自動ブレーキなどを搭載した先進安全自動車(ASV)の事故の減少で保険金支払額が減少しているので、保険料の引き下げにつながりました。
保険料が安くなることで、先進安全自動車(ASV)の普及が進むことが期待されます。
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近年の事故の減少で保険金の支払いが減り、保険料が安くなります!!
先進安全自動車(ASV)はさらに保険料が安く普及が期待されます!!